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ゆるくまにあ!

ゆるくまにあ! 《第21話》

JUGEMテーマ:ものがたり


前回のあらすじ》

今回は、交通量調査のお仕事に挑戦するケルくん。
山田さんと道路の両側に分かれ、順調に車をカウントしていたものの、
いつの間にかお菓子袋に一杯入っていたお菓子を食べるうちに、
おなかがふくれて眠ってしまった! そこに忍び寄る怪しい影・・・


ガッシャ ガッシャ!

ガッシャ ガッシャ!


(ムニャ・・・ 一体何の音クマ・・・)


ガッシャ ガッシャ!

ガッシャ ガッシャ!


「うう〜ん??」

春の陽射しを浴びて、おなかいっぱいで気持ちよく寝ていたケルくんは、
断続して聞こえる 何やら耳障りな音で目を覚ましました。

ガッシャ ガッシャ!
交通量?1.jpg

「うわわわわ〜!!! 一体何しているクマァァァアアア!!!」

「ヒャッハー! はちみつブシャー!!!」


目覚めたケルくんが見たのは、まな兵衛がカウンターの上で
ふなっしーならぬ、まなっしーと化して跳びまくっている光景でした。

せっかく数えて、あとは記入するだけだった数値もめちゃくちゃに!!
さらに、ウメッピがケルくんのために用意してくれた、特製の梅干しおにぎりまでムシャムシャ。

「やめるクマ〜!!!」


「やなこった! これでもくらうべ!! 梅干しキャノン!!!

ブホォ! ズガガガガ!
交通量?2.jpg

「ウギャー!!!」

飛散し、ケルくんの顔面に光速でめりこむ梅干しの種!

「ぎゃはははは! その顔!!」

爆発の煙で、真っ黒になって気絶したケルくんを見て、まな兵衛は大爆笑。


「バカ正直に、こっちが用意した菓子をバクバク食べてくれて、
 おかげで手間が省けたべ!! イヒヒヒヒ!!」


道路の反対側では、計測を終えた山田さんが
ケルくんと合流するために、キョロキョロと左右を確認し、こちらに渡ろうとしています。

「これで終わりだべ!!!」

勝利に酔いしれるまな兵衛でしたが、
突然 何か重苦しい空気を感じて辺りを見渡しました。


「うっ・・・ この感じは・・・」

交通量?3.jpg

「あらあなた、ずいぶんと楽しそうね・・・・・・」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ


「ま、まなっしー!!!」

シーちゃんの怒りに震える拳を見るや、慌てて逃げ出すまな兵衛。

交通量?4.jpg

「全く・・・ こんなこともあるだろうと思って、小型カメラを仕込んでおいて正解だったわ!」

ケルくんの側に落ちていた帽子を拾うシーちゃん。
梅干しキャノンの爆風にも耐えたシーちゃんお手製の帽子には、こっそりと超高性能小型カメラが仕掛けてあったのでした。

確かな腕を買われ、CIAの元工作員でもあったシーちゃんにとっては
このくらいは朝飯前なのです。

交通量?5.jpg

「さてと・・・」

シーちゃんは、映像が記録されたカメラとサングラス型のモニターを接続すると、あらゆる球技を得意とする動体視力と自慢の記憶力で
早送りされた映像から、カウンターも使わずに正しい数値を計測し始めました。

何時間分もの映像は、一瞬のうちに終わり、
山田さんがなかなか道路を渡れずにいる間に、記録表には正しい数字が書き込まれてしまいました。

交通量?6.jpg

「うぅ・・・ いたたたたた
 まるで梅干しの種が顔面に食い込んだかのような痛みクマ」

「ハタラクマさん、お疲れさまです!
 計測終了ですよ! 報告に行きましょう!」

「えっ! ・・・ えっ!?」


ようやく道路を横断してきた山田さんの声に、
ケルくんが慌てて記録表を見ると、びっしりと綺麗な字で全て埋められています。

「?????」

交通量?7.jpg

「おっ! いたいた!! おーいケル坊!!」

「ウメさん! 来てくれたのかクマ!!」

「・・・ってなんだその格好はよ!
 熊本のゆるキャラみたいになってんじゃねーか!!」

体の前面だけ真っ黒なケルくんに突っ込みをいれるウメッピ。

ケルくんは、おにぎりを食べられてしまったことを思い出して
風呂敷の置いてあるほうを振り返りました。

「ウメさん、実は、おにぎり・・・
 食べられちゃったんだクマ・・・」

「何があったんだよ!?
 気にすんなよ、握り飯くらい、いつでも作ってやるからよ」


「あれっ!? 何か入っているクマ!!」

空っぽになっていたはずの風呂敷には、いつの間にか
桜の花びらとともに、彩り豊かなお花見弁当が入っていたのでした。

「ははあ、さてはシー姐さんの仕業だな」

「シーちゃんが、ここに来てくれたクマ!?」

交通量?8.jpg

大喜びのケルくんたちは、偕楽園の桜の下でお花見をすることにしました。
梅で有名な偕楽園ですが、実は桜の名所でもあるのです。

今年最後の晴れ姿とばかりに、ハラハラと風に舞う桜の花びら。

「仕事終わりの甘味は、五臓六腑に染み渡るぜ! なあケル坊!!」

「シーちゃんの料理は、世界一クマ〜!!」

交通量?9.jpg

喜んでお弁当を平らげるケルくんを見守って、微笑むシーちゃん。

もうすぐ、桜の時期も終わりです。



またひとつ仕事をこなし、成長したケルくん!
次第に深まる仲間との絆! 次のお仕事は一体何だろうか!


《第22話へつづく!》



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  • 2014.04.25 Friday
  • 08:00

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