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ゆるくまにあ!

ゆるくまにあ! 《第33話》

JUGEMテーマ:ものがたり


前回のあらすじ》

笠間稲荷神社のキツネ兄弟から、栗拾いに誘われたケルくんとウメッピ。
兄弟が懸命に作った美味しい栗を、シーちゃんにお裾分けしようと出かけたケルくんたちは、ひょんなことからシーちゃんの家のお留守番をすることに。
シーちゃんが、紙芝居の読み聞かせに出かけると聞いたウメッピは・・・



「こんな紙芝居じゃ、子どもに見せられねえ!
 次だ、次!!!」

大きな桃を軽々と担ぎ上げ、鬼よりはるかに強そうなハイパー婆さんの
イメージを振り払うと、ウメッピは、今度は『さるかに合戦』の話を思い出してみることにしました。

(うーむ、確か・・・
 かにが握り飯を拾うところから、始まるんだよな・・・?)

紙芝居8.jpg


《ある日、天気のいい山道を歩いていたケルかには、
 実に美味しそうなおにぎりが、道端に転がっているのを見つけました。》

《「こ、これは・・・
 なんて美味しそうなおにぎりかクマ!?」》

(カニが、クマって言っちゃダメだろ!!)


《おにぎりからはホコホコと湯気がたち、漆黒の着物の隙間からのぞく
 炊き立てのお米は、ツヤツヤふっくらと輝いています。》

《新米なのです。》

(そこは、重要なところなのかよ!?)

サルカニ1.jpg

《ケルかにが、道端の新米おにぎりを手に取ると同時に、
 後ろから呼びかける声が。》

《「もしもしお前さん!
 是非そのおにぎりと、この柿の種を交換すべえ!」》

(そうそう、ここで出てくるのが・・・)


《ぶんぶんと飛んできたサル兵衛は、おにぎりを持ったケルかにに、
抱えてきた柿の種を見せました。》

(明らかに、サルじゃねえだろ!!!)


《「えぇっ!! それじゃ、おなかが膨れないクマ!
 僕は、おにぎりの方がいいクマ!!」》

《ケルかには、手のひらに乗った
 車エビの特上天むすと、極上イクラこぼしのおむすびを見つめました。》

(高級すぎだろ!!)


《「果たして、本当にそうかな・・・??」
 サル兵衛は、不敵な笑みを浮かべました。》

(サルのキャラどうなってんだよ)

サルカニ2.jpg



《家に帰ったケルくんは、サル兵衛の言葉を思い出して、わくわくしながら
 庭に柿の種を埋めました。》

《「確かに、食べてしまったら終わりのおにぎりより、
おなかいっぱい美味しい柿の実を食べた方が、とってもお得だクマ〜」》

(あぁ、特上天むすと、イクラこぼしが・・・・・・)

サルカニ3.jpg

《翌日、少し朝寝坊したケルかにが『ヒルナンデス!』を観るために
 目をこすりつつ寝室から出てみると・・・》

(ヒルナンデスやってるのかよ!)


《種を埋めた場所には、立派な柿の木がそびえ、
 その枝には、たわわに実がなっています。》

(たわわすぎじゃね!?)

サルカニ4.jpg

《「美味しそうクマ! 早速食べたいクマ!!」》


 ピョン!  ピョン!


《「うっ・・・ でも、
 微妙に届かないクマ・・・」》

《ケルかには、ぴょんぴょんとジャンプしますが、
柿がなっている枝には、届きません。》

(そうそう、そこでやってくるのが・・・・・)


《「一体、何をしているんだべ? ・・・あっ!!??」》

《驚いたサル兵衛でしたが、
 見れば、実った柿はどれもツヤツヤとしてはちきれんばかり・・・ 
 本当に美味しそうな柿です。》

《「ははあ、届かないんなら、その柿の実
 代わりに取ってやってもいいべ!」》

《サル兵衛は、ぶんぶんと飛び上がると、早速木の枝にとまり
 柿をもぎって食べ始めました。》

(サルっていう設定は、どこいったんだよ)

サルカニ5.jpg

《「うーん、これはとんでもなく美味しい柿だべ!
 これと、これも、あとそれも、デスプリン様に献上するべ!!」》

《実っていた柿は、どんどんもぎられ食べられ、
 庭は、あっという間に柿の種だらけに・・・》


《「ひどいクマ! 僕の分も、取ってほしいクマ!!」
 痺れを切らしたケルかには、口を尖らせました。》

《「うるさいやつだべ! これでもくらうベ!!!!》


 ゴッツン!


《「いたいクマ〜」》

《渋くてかたい青柿をぶつけられ、
 ケルかには、目の周りに青あざをつくって気絶してしまいました。》

(なんだか、見慣れた光景だな・・・)


《そこへ現れたのは、幼馴染のシーかにです。 》

《実は、たった1日でこれほどの柿の実がなったのは・・・ 
 栽培学を研究し、日本農業検定、家庭菜園検定、フルーツアドバイザーや野菜栽培士の資格を持つ、シーかにの仕業だったのです。》


《「おのれ、私の研究成果を奪い、あまつさえ、このような暴挙まで・・・
 絶対に許さないわ!!》

《警視庁化学警察研究所(通称化警研)に所属後、民間鑑定機関である法化学鑑定研究所において、DNA鑑定に用いられる新型のフラグメントアナライザーをも開発しているシーかには、犯人が吐き捨てたと思われる柿の種を分析・・・ DNA鑑定の結果から、犯人がサル兵衛だと特定したのです。》

(もう、何でもありだな・・・)


《ちなみに、『科捜研』は、各都道府県警察本部刑事部の付置機関であり、
 職員は警察ではなく「技術職員(地方公務員)」である。

 『化警研』は、官公庁のひとつで警察庁の附属機関たる国立研究所のことで、
 職員は国家公務員で構成される、超超エリートの集まりなのである。

 上記2つの職員は公務員だが、
 『鑑識』に属する職員のみは、警察官なのである。》

(こんな雑学まで・・・)


《怒りに震えるシーかには、柿を片手で握りつぶすと、
 サル兵衛への復讐を心に誓ったのでした。》

(こ、こいつは、ヤバくなってきたぞ・・・!)

サルカニ6.jpg

シーかにの心に、静かに燃え始めた復讐の炎!

ウメッピの脳内紙芝居は、どこへ向かっていくのか!?


《第34話へつづく!》


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  • 2014.10.24 Friday
  • 08:00

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