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お散歩マニア

【関東三雷神!水戸の雷神さま 別雷皇太神(別雷神社)】

JUGEMテーマ:自然


「うーん、うーん・・・ 困ったクマ!」

ケルくんは、ペコペコのおなかを抱えながら、水戸の大工町周辺を
ぶらぶらと彷徨っていました。

このまま進めば偕楽園に着くのですが、
今日はウメッピが竹笛作りの講師として1日出かけているため、ケルくんの
ひとりごはんの日なのです。

まだ午前中のうちから、そわそわと、お昼ごはんのことが心配で、
気になって仕方がありません。

ケルくんは、ポシェットからがまぐち財布を取り出すと、
そっと開いて、逆さにしてみました。

別雷神社1.jpg


 チャリ・・・


「僕の全財産、これしかないクマ・・・」

昨日、炙り〆さばが美味しすぎて、何度もおかわりする内に、シーケルで
受け取ったばかりのお給料は、280円にまで減ってしまっていたのです。

別雷神社2.jpg

「パンか、おにぎり・・・
 でも、僕・・・ せめて、あったかいものが食べたいクマ〜」

冷たい風が、ビューッと音をたてて
心とお財布の中を吹き抜け、ケルくんはぶるりと体を震わせました。


ため息をついて、
手のひらの小銭を財布に仕舞おうとした、そのとき・・・


「あっ!?」 チャリーン!


貴重な10円玉が1枚、ケルくんの手をすり抜けて、
アスファルトに転がり落ちてしまったのです!


「大変、待つクマ〜!!!」


コロコロと転がっていく十円玉は、段差を飛び跳ね加速すると、
勢いよく道路の反対側へ・・・

「待ってクマ〜!!」 トコトコ

別雷神社3.jpg

道路を渡り、門をくぐり、それでも十円玉は止まりません。

「な、なんて元気な十円玉かクマ!」 トットコ

手書きの社号標
別雷神社4.jpg


コロコロ・・・コロ・・・・・・・ パタッ



坂をのぼり、元気よく転がっていた十円玉は、
石畳の隙間に挟まり、ようやくパタリと倒れました。


「ふう、ふう・・・ やっと追いついたクマ〜」 

十円玉をそっと拾い握り締めたケルくんは、ふと周りを見渡しました。

追いかけることに夢中で、ここが一体どんな場所なのか、
よく見ずに入ってしまったのです。



「あっ! 鳥居があるクマ!」

一の鳥居
別雷神社6.jpg

好奇心旺盛なケルくんは、せっかく入ってきたからと、
少し中を覗いてみることにしました。


「雷神さんの・・・ さ、さん・・・ さんさん・・・」

読めない言葉に、おなかがすいてきてしまったケルくんは、
深く考えるのをやめ、先に進むことにしました。

雷神さんの「ささら」
ささら舞いという、悪疫退散を祈願する舞いを毎年奉納している

別雷神社7.jpg


 ゴツン!!

「アイタッ!?」

突然おでこを何かに強かに打ちつけたケルくんは、
尻餅をついて目をパチクリ。

「こ・・・ これは!!!!」

別雷神社8.jpg


別雷神社9.jpg


別雷神社10.jpg

「背中に、小さなカエルさんがいっぱい!?」

境内でまず迎えてくれるのは、5匹の子蛙を乗せた大蛙
『六福六蛙(ろくふくむかえる)』 ダジャレである

別雷神社11.jpg

大きな蛙さんの隣にある建屋からは、何やら水音が。

「こっちは、一体何クマ?」

別雷神社12.jpg

親子蛙が可愛い手水舎
別雷神社13.jpg

「ここのカエルさんも、背中にのせてるクマ!!」

御利益を求めて撫でられたためか、瞳の塗料はハゲ気味
別雷神社14.jpg

龍の彫像の口から流れ落ちる、ありがたそうな水
別雷神社15.jpg

塗料がハゲる前の黒目がちなカエルさん
別雷神社16.jpg

「えーと、こっちが本殿?かクマ??」

笠間のイナリくんたちのおかげで、『本殿』という言葉を覚えたケルくんは、
そのまま石畳の順路をトコトコ進みます。

別雷神社17.jpg

「あっ! お賽銭箱だクマ!」 トコトコ


「!?」

お賽銭箱を見つけたケルくんでしたが、目を擦って思わず2度見!

別雷神社18.jpg

「な、長い・・・!??」

(このガラガラの紐って、こんなに長いものだったっけかクマ!?)

あまりにも長すぎて、もはや賽銭箱を覆っている鈴の緒に
ケルくんはびっくり仰天!

別雷神社19.jpg

ありがたいかえる様の背中を撫でると、幸せになれるという
別雷神社20.jpg

かえる様は、いつも居るわけではない
幸運とは、時に気まぐれなものなのである

別雷神社21.jpg

拝殿には、龍や鳳凰の見事な彫刻が施されている
別雷神社22.jpg

御祭神は、『別雷命(わけいかづちのみこと)』という、雷の神様
別雷神社23.jpg

美しい吊り灯篭
別雷神社24.jpg

「あれっ!? た・・・大変クマ!!!」

ケルくんの目に飛び込んできたのは、
真っ二つに割れてしまった狛犬の彫像。

別雷神社25.jpg

「痛そうクマ〜」

東日本大震災の影響で、境内の灯篭や狛犬たちが破損
当時の被害の大きさを物語っている

別雷神社26.jpg

震災前の姿
別雷神社27.jpg

「あっ! こっちにも何かあるクマ!」

別雷神社28.jpg

境内の一角に、もりもりに砂が盛られているのを見て、
首を傾げるケルくん。

「砂場のお山かクマ? 一体誰が作ったのかクマ〜」

『盛砂(もうずな)』
この神社の砂利にはありがたいパワーが宿っているとされ、
盛り上げて一転集中させることで、力を増幅させているようだ

別雷神社29.jpg

ご家庭の皆様のために、『雷神砂』として販売もしている
別雷神社30.jpg

「これは、駄菓子のチョコバットみたいな何かクマ!」

鳶の記念碑『茨城県鳶工業連合会 由緒の碑』
別雷神社31.jpg

「チョコバットって、実は秋冬の季節限定商品だったらしいクマ〜
 今のうちに、たくさん買っておかなくちゃクマ!!」

難しい漢字の羅列を前にして、ケルくんの頭は、もはや
お菓子のことでいっぱいになってしまいました。

鳶(とび)とは、建設現場での高所作業を生業としている人たちのことである
別雷神社32.jpg

「こっちは何かクマ? 緑のトンネルかクマ?」 トコトコ

別雷神社33.jpg

トンネルの向こうには、『淡島神社』
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女性に嬉しい御利益をもたらしてくれるようだ
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「わわっ! なんだクマ!?
 変な神社、見つけちゃったクマ!!」

淡島神社の隣に目をやったケルくんの目に入ってきたのは・・・

なんとも珍しい『電気神社』
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《雷》や《電気》という言葉に、
竜神さまとの刺激的な握手を思い出し、思わず顔が土色になるケルくん。

別雷神社37.jpg

電気事業安全、電力安定供給など、御利益も変り種
別雷神社38.jpg

「あっ! そうだ!!!!」

神社をひととおり見たケルくんは、走って本殿に戻りました。

「この十円玉は、きっとここに来たかったんだクマ〜」

拾ったままずっと握り締めていた十円玉を、そっとお賽銭箱に入れると、
嬉しそうにチャリンと音を立てて消えていくのを見て、ケルくんはにっこり笑いました。

(今日も美味しいごはんに、ありつけますように・・・)

(あっ、それから、この狛犬さんたちのケガが、早く治りますように・・・)

貴重な十円玉を失ったけれど、なんだか清清しい気分です。
お祈りを済ませたケルくんは、ピョンピョコピョンと上機嫌で階段を降りていきました。

別雷神社39.jpg


 ググーッ


 グゴゴゴゴゴ


「気分は爽やかでも、空腹にはかえられないクマ!
 もうすぐお昼時クマ・・・ どうしよう・・・」

残金270円。
ケルくんのおなかが、悲痛な叫びをあげています。

「せめて、おにぎりでも・・・・」


ふと、道路を渡ろうとしたケルくんの目に、
なにやら人だかりが・・・

「あそこは、一体何だクマ!?」

別雷神社40.jpg

「来たときに前を通ったはずなのに、
 全然気付かなかったクマ・・・ 何かあるのかクマ?」

ケルくんは、キョロキョロと左右を見てから、
道路を渡ってみることにしました。


(つづく!)


 ◆◆◆


千年以上も昔から、水戸の雷神さまとして地元から愛されている
別雷神社41.jpg

交番のある大工町交差点の、すぐ近くである
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なんとも珍しい、可愛いカエルの御守りを販売
別雷神社43.jpg

ハローキティのスタンプラリーの場所になったこともある
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右隣の神応寺というお寺も、雷除けのお寺として知られている
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水戸の大工町の交差点から坂を少し下ったところにある神社
雷の神社であるが、カエル神社でもある

神亀元年(724年)からの古い歴史をもつ
現在の水戸地方第一の古社

ちなみに県内の笠間稲荷神社は、白雉2年(661年)に建てられているので、
笠間稲荷の方が63年ほど年上である

(昭和20年8月に、水戸の大空襲で全て焼失してしまったが、
 昭和43年秋に新造された)


常陸守の藤原宇合(ふじわらのうまかい)が勅命で蝦夷討伐に向かう際、
東北地方鎮護の神として、京都より賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)の御分祀を祀ったのが始まり
(分祀とは・・・ある場所の神を、別の場所でも祀ること)

雷の神様『別雷命(わけいかづちのみこと)』を御祭神とし
『水戸の雷神さま』の相性で親しまれている

主な御利益は、落雷除け、雨乞い祈願、伝承祈願など

群馬県板倉の『雷電神社(らいでんじんじゃ)』
つくば市の『金村別雷神社(かなむらわけいかづちじんじゃ)』とともに、
関東三雷社、関東三雷神とされている


社務所で販売しているお守りは種類豊富で、
雷にちなんだものなど変り種が多い

雷が落ちない=受験に落ちない、ということで
シーズンには合格祈願のお守りを買い求める人も多い

携帯電話の電波から身を守るという、電波除けのお守りも販売している

摂社の淡島神社にちなんだお守りは、裁縫箱にいれると手芸が上達
カエルの絵のお守りも、カラフルで可愛らしく人気が高い

2010年に行われた一年限定のスタンプラリー
『ハローキティの神社めぐりスタンプ帳』では、カエルの格好をした
キティちゃんのスタンプが用意された

縁起のよい生物、カエルのモチーフを大切にしている神社である



【別雷皇太神 (別雷神社) (べつらいこうたいじん べつらいじんじゃ)】

アクセス:茨城県水戸市元山町1丁目1-57
(車) 常磐自動車道「水戸IC」または「那珂IC」より15分
(電車・バス) JR常磐線「水戸」駅北口より徒歩30分、
または関東鉄道バス 大工町行で「雷神前停留所」下車、徒歩30秒

参拝時間:9:00〜16:00

TEL:029-221-2323
http://nttbj.itp.ne.jp/0292212323/index.html



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  • 2015.01.23 Friday
  • 08:00

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