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ゆるくまにあ!

ゆるくまにあ! 《第12話》

JUGEMテーマ:ものがたり


ピンポーン
「ちわーす! どらねこヤマトでーす!」

「ん? 宅配便クマ!」

どうやらケルくんに、何か重たいダンボール箱が届いたようです。

バリバリ
「これは・・・!!」


《 お隣さんから沢山頂いたので、送るわね!
パパとママは早速 体重が2倍に増えて、家中の椅子がみんな壊れちゃったわ!オーホホホホホ! うめぼしくんと仲良くね!    ケルママより 》

(相変わらず、すげー母ちゃんだな・・・)
焼き芋1.jpg

「さつまいもかあ・・・ きんとんにしてもいいし、天ぷらも旨いし、
大学芋も捨てがたいよな。」

いそいそと割烹着に着替えようとするウメッピを制止して、
ケルくんは咳払いをひとつしました。

「オホン! ウメさん、僕たちはもっと合理的に物事を済ませる必要があると思うクマ!」

「どういうことだ?」

「焚き火で暖をとりながら、おなかを満たす方法・・・
つまり、焼きいもクマ!!」


2匹は、箱いっぱいのさつまいもを、焼きいもにして食べることにしました。



   ◆◆◆


ふうふう言いながら集めた落ち葉の上に、アルミホイルで包んださつまいもを乗せると、ケルくんはマッチで火をつけました。


パチパチ・・・


「あったけえ!」

「焼きいも、早く焼けないかクマ〜」

2匹は、冷たくなった手をかざしながら、期待に満ちた瞳で 焚き火を眺めました。
焼き芋2.jpg

「・・・ん? なんか・・・ 火の勢いが強くねえか?」

「たくさん燃えれば、早く焼けるクマ!」


ゴォォォオオオオオ


「いや、いくらなんでも燃えすぎじゃね!?」

「そんなことないクマ! さつまいもだって、まだこんな・・・
 グワァアアアア!!!」

「ケル坊---------------------!!!!」


覗き込んだケルくんの頭髪?に燃え移る炎。

思わず野生にかえるケルくん。


「あついクマ〜
 あついクマ〜!!」

「ケル坊、待ってろよ! ・・・あちち!!!」


助けようとしたウメッピともども、ケルくんたちは
見事なアフロヘアに変身しましたが、気付く余裕はありません。

ぼんぼんと燃え盛る炎に、なすすべもなく立ち尽くす2匹。


「た、助けて・・・!!!」
焼き芋3.jpg

「あー呆れた! 火の用心!!!」

ジュワー!

「シ・・・ シーちゃん!?」

「その格好は・・・ 日本の古典奇術、《水芸》!!」


「大の男二人が、ボーっと突っ立って、情けないったら・・・ それっ!!」

シュバー!

シーちゃんが両手の扇子をパチンと閉じると同時に、
あちこちから大量の水が噴き出し、燃え盛っていた炎は、あっというまに鎮火されてしまいました。


バチパチパチパチ!

「ヒューヒュー!」

「いいぞ、ねーちゃん!」

「アンコール!」

シーちゃんの周りには、いつの間かたくさんの観客が集まっていました。
焼き芋4.jpg


   ◆◆◆


「やっぱりスマートでインテリジェンスな僕たちには、
焚き火で焼きいもだなんて原始的な方法は、そぐわなかったようだクマ!」

「懲りてねーな、ケル坊・・・」


キッチンにやってきたケルくんたちは、
シーちゃんが手際よくさつまいもをオーブンに並べていくのを眺めていました。


【家庭でつくる焼いもレシピ】

1、さつまいもは綺麗に洗ってホイルで包む
(大きい場合は、縦に切って包む)

2、余熱なし160℃に設定したオーブンで90分
竹串がスッと入れば完成!!


ピー ピー ピー


「焼けたクマ!!!」
焼き芋5.jpg

「あちちち・・・」

やけどしないように、注意深くホイルをはがすと
ケルくんは、さつまいもを半分に割ってみました。

「すげえ! 焼いもだ!!」

さつまいもは、黄金色でホクホクの焼いもになっていました。
焼き芋6.jpg

はふはふと、焼きいもにかぶりつく2匹。

「うめえ!」

「とっても甘くて、美味しいクマ〜!! ・・・ん?」

焼きいもの甘い匂いに混じって、
あたりにはバター醤油の香ばしい匂いが・・・


「さっき、おひねりをたくさん頂いたから、鮭とキノコを買ってきたの」

シーちゃんが、ホイルのひとつを開くと
鮭とキノコのホイル焼きが出来上がっていました。

「《働かざる者、食うべからず》・・・
もちろん、あなたたちの分はないわ! 当たり前でしょ!!」

「そ、そんな〜」


美味しそうに大好物の鮭を食べるシーちゃんを
指を咥えて見るしかないケルくんとウメッピだったのでした。



《第13話へつづく!》


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  • 2013.12.06 Friday
  • 08:00

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