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ゆるくまにあ!

ゆるくまにあ! 《第13話》

JUGEMテーマ:ものがたり


「もうすぐクリスマスがやってくるクマ!」

「もうそんな時期かよ! あっという間だな!」

ここは、ウメッピの住む偕楽園。

畳の間でお茶をすすっていた2匹は、カレンダーを見上げましたが、
日めくりカレンダーだったため、イマイチよくわかりませんでした。
クリスマス1.jpg


「僕、今年のクリスマスこそは、シーちゃんと過ごしたいクマ!」

「そうかケル坊! よし、オレに任せとけ!」

ウメッピは、小さな胸を張って、やる気満々です。


「ちなみに、どうしたいんだ?」

「理想のデートは、こうクマ!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

クリスマスも忙しく働いているシーちゃん

そのお仕事あがりに
イルミネーション前で待ち合わせた2匹!


「待った?」

「うぅん、全然クマ!」

「それで、用って何かしら?」

「シーちゃん、君に似合う花を贈るクマ!」

「まあ! ケルくんったら、素敵!!」


手を取り合う2匹・・・
それを彩る打ち上げ花火!

「「メリークリスマス!!」」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ケルくんの妄想が、果てしなく広がっていきます。
クリスマス2.jpg


「ウメさん・・・ 僕、シーちゃんにお花を贈りたいクマ!」

ケルくんの がまぐち財布は、
チャリチャリと頼りない音をたてて、申し訳なさそうに しぼんでいます。


「花・・・ 花か! あるぞ!」

「さすがウメさんクマ!」

「束にするんなら、なんか緑の葉も必要だよな!」

張り切ったウメッピは、大事に育てていた大輪の寒菊や、シキミの葉を
ケルくんに たくさん持たせてやりました。


「これで、シーちゃんのハートは頂きだクマ!」



〜〜 クリスマス当日 〜〜



「ウメさん、僕が懐中電灯でチカッってやったら、お願いクマ!」

「懐中電灯でチカッだな! 任せとけ!」


計画も最終段階に入り、2匹の打ち合わせにも思わず熱が入ります。

オーケーサインを出したウメッピは、
向こうから近付いてきたシーちゃんの姿を見て、慌てて茂みに隠れました。


マフラーを巻いて、白い息を吐きながら小走りでやってきたシーちゃん。
何か大事そうに、荷物を抱えているようです。

「お待たせ。素敵な場所ね! 何かしら、話って」

「えーと、まずは・・・」

ケルくんは、何度もシュミレーションしたデートの計画を
懸命に思い出します。


「このたくましい大輪の花、ツヤツヤとして力強い緑の葉っぱ・・・
シーちゃんに、とてもよく似合っているクマ!!」

思いつく限りの褒め言葉をひねり出したケルくんは、
ドヤ顔で花束を差し出しました。

クリスマス3.jpg


「はあ!? なんで仏花なのよ!!!」


キラキラした瞳で、寒菊やシキミの束を受け取ったシーちゃんは
みるみるうちに般若の様相へ。

「女心がまるでわかってないのね!
せっかくのクリスマスが台無しよ!! 最低!!!」


飛距離180mの記録を誇る豪腕バッターのシーちゃん。
その完璧なフォームで繰り出された花束が、ケルくんの顔面を直撃!


「シーちゃ・・・べるん!!!」


べるん!!!と変な声をあげて吹き飛ぶケルくん。
場外ホームランです!!


ぶっ飛んだケルくんの手から ぽーんと飛び出した懐中電灯は
くるくる回り、ウメッピのいる茂みをチカッと照らしました。

「おっ これが合図だな! よーし、それっ」

合図と勘違いしたウメッピは、花火を打ち上げ・・・



ドーン!!



冬の花火は、白目を剥き菊の花まみれで失神したケルくんを
美しくロマンチックに照らし出しました。

「わあ、ケル坊!? 何があったんだ!?」

クリスマス4.jpg


「ふん!!!」

シーちゃんは、《女心がわからない男その2》が駆け寄るのを尻目に
大事に持っていた包みから
『メリークリスマス for ケル』と書かれた包装紙を破り捨てると、

中身の特大ローストチキンにかぶりつきながら、
ぷりぷりと帰っていったのでした。



《第14話へつづく!》



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  • 2013.12.20 Friday
  • 08:00

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