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ゆるくまにあ!

ゆるくまにあ! 《第22話》

JUGEMテーマ:ものがたり


ここは笠間の稲荷神社。
境内には、5月の爽やかな風が吹いて、気持ちのいいお天気です。

笠間兄弟1.jpg

イナリくんは朝から、あるものをおねだりしたくて、
キツネの兄者の周りをピョンピョン。

笠間兄弟2.jpg

「兄者! ねー兄者ってば!」

「ここを離れるわけにはいかねえんだ、後でな」

笠間兄弟3.jpg

「もういいよっ!
 べーっだ! 兄者のイジワル!!」
 
「あっ!こらイナリ! 待ちやがれ!!
 出かけるなら、ハンカチとティッシュを持ちやがれ!!」


 ◆◆◆


笠間兄弟4.jpg
 
裏山までピョンピョン走ってやってきたイナリくんは、
高い木の枝に座って、足をブラブラ。
 
「兄者は、いつも忙しい忙しいって・・・
 おいらのことが嫌いなのかなあ」


イナリくんには、日頃ずっと不安に思っていたことがありました。

兄者には怖くて聞けないこと。
でも、それが日に日に大きくなっていくのです。

イナリくんは、なんだかチクチクする胸のあたりを
ぎゅっと押さえました。

「おいらが、拾った子どもだから・・・」
 
「おいらがいなくなったって、
 兄者は探しになんて来てくれないんだ」


イナリくんのつぶらな瞳いっぱいに、涙が溜まり始めました。
 
 
「大事なお務めがあるから・・・
 うっ・・・ うわぁぁぁぁん」
 
えーんえーんと、泣きながらイナリくんは歩きます。

笠間兄弟5.jpg

あっちの家も、こっちの家も
民家の庭には、鯉のぼりが吊るされています。

笠間兄弟6.jpg

鯉のぼりは、「大切なわが子が健やかに育つように」との
願いがこめられたもの、家族の愛情の証だと、イナリくんはどこかで聞いたのです。

笠間兄弟7.jpg

「おかあさん・・・」

笠間兄弟8.jpg

イナリくんには、お母さんの記憶がありません。
生れ落ちたときから、ずっとひとりでした。
 
キツネの兄者は、出会ったときから
イナリくんを家族のように育ててくれました。
 
でも、血が繋がっていないのです。
家族だと証明できるものは、何もないのです。
 
大好きな兄者とも、いつか突然、
他人同士になってしまうかもしれません。
 
家々の軒先で、誇らしくその身を揺らす鯉たちを見るたびに、
イナリくんは胸の内に、
羨望と嫉妬が入り混じるのを感じて苦しくなりました。

 
 ◆◆◆


夕方のチャイムも鳴ったのに、
イナリくんの足は、稲荷神社から遠のいていきます。
 
(本当の家族じゃないおいらは
 兄者のところにいたって、困らせちゃうだけなんだ・・・)

 
下を向いてとぼとぼと歩くイナリくんは、
長く伸びる誰かの影を踏んで、立ち止まりました。
 
鼻水をすすりながら見上げたイナリくんを、ふわりと包んだのは、
視界いっぱいに広がる鮮やかな赤、金、眩しいほどの白・・・

笠間兄弟10.jpg
 
「はあ、はあ・・・ 
 お子様がこんな遅くに出歩いてちゃ、心配するだろうが! おやつの時間にも帰ってこねえで! 
 お出かけは、夕方のチャイムがなるまでって、約束しただろ!」
 
「兄者!?」
 
バフバフと布をかきわけて、隙間からようやく顔をだしたイナリくんが見たのは、境内の台座の上ではなく、商店街のアスファルトに凛と立つ、キツネの兄者の姿でした。

笠間兄弟9.jpg

「風を気って駆け回るのは、1350年務めを果たしてきて、
 2回目だったが・・・ 気持ちのいいものだな!」
 
「兄者、どうして・・・
 それに、この鯉のぼり・・・」
 
イナリくんを包んでいた色鮮やかな布は
憧れてやまなかった、
それはそれは立派な、赤い鯉のぼりだったのでした。
 
 
「イナリよ、俺が境内を離れず常に守らねえといけねえから、
 いつも、寂しい思いをさせちまって、すまねえな」
 
「まだまだ遊びたい盛りなのにな」
 
キツネの兄者は、
イナリくんの頭をくしゃくしゃと撫でました。

笠間兄弟11.jpg
 
「でも・・・ でも・・・」
 
大粒の涙を流しながら、
イナリくんは兄者を見上げました。
 
「おいらは、兄者のところに、いない方がいいんだ!
 お務めの、邪魔になるから・・・」
 

キツネの兄者は、イナリくんの目線までかがむと
じっと目を見つめました。

「いいか、イナリ」
 
「俺は、この笠間稲荷神社の境内から
 茨城県の、しいてはこの日本の、民の平和を守っている!
 お務めを任された俺が、勝手に動くことは、許されねえんだ」
 
「だがイナリよ、俺が境内の台座から降りた1回目ってのは、
 泣き声を聞いて、裏山で見つけた小せぇおめえを連れ帰ったときだ」
 
「おめえは、あの日から俺の宝だ!
 邪魔だなんて、思ったことは一度もねえんだ」
 
「兄者・・・」
 
「帰ろうじゃねえか!
 今日のおやつは、しるこサンドと昆布飴だったんだぜ」

笠間兄弟12.jpg
 
来たときには1つだった影。

商店街のあたたかい灯りに照らされて、歩く影は今度は2つ、
寄り添って アスファルトに長く伸びていたのでした。

笠間兄弟13.jpg

 
 ◆◆◆
 
 
「こらイナリ! 『仕上げはお母さん』が、済んでないだろうが!」
 
夜だけど特別におやつを食べてご機嫌なイナリくんは、
鯉のぼりに包まって寝床に潜り込みました。

 
灯りの少ない笠間の空は、見渡す限り満点の星空です。
 
今日もとてもいい日だったな、と
イナリくんは思いました。
 
『この日のことを、忘れずに覚えていよう』と、密かに誓うと
たくさん歩いて くたくただったイナリくんは、
あっという間に眠りに落ちていったのでした。

笠間兄弟14.jpg


 
《第23話へつづく!》

 
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  • 2014.05.09 Friday
  • 08:00

お散歩マニア

【竜神峡 第25回 鯉のぼりまつり 〜約1,000匹の群泳〜】

JUGEMテーマ:自然


「うわあ・・・!
 めざしの干物みたいで、美味しそうクマ!!!」

「ケル坊・・・ もっと爽やかな感想は、ないのかよ」

5月といえば、こどもの日。
ケルくんとウメッピは、こいのぼりまつりに参加するために
再び、常陸太田にある竜神大吊橋を訪れていました。

「こりゃ、見事なもんだな!」

ダム上空にワイヤーロープ(約1,000m)を張って、
鯉のぼり約1,000匹を吊っている

竜神峡鯉のぼり1.jpg

空は快晴、5月の爽やかな風に乗って
色とりどりの鯉のぼりたちが、気持ちよさそうに泳いでいます。

「僕も空を泳いでみたいクマ〜」

「まず、そのメタボ腹をなんとかしないと無理だろ」

竜神峡鯉のぼり2.jpg

悠々と泳ぐ鯉のぼりは、
「子どもの健やかな成長」を願って県内外から送られたもの

竜神峡鯉のぼり3.jpg

「よく晴れて、少し暑いくらいだな
 よし、オレが氷菓でも買ってきてやるから、待ってろ!」

売店に向かってパタパタと飛んでいったウメッピを見送ると、
湖面の上を泳ぐ鯉のぼりを見ながら、活きのいい魚料理に思いを馳せていたケルくんは、何やら、眼前にぶらさがっている太い綱のようなものを見つけました。

思わず引っ張ってみるケルくん。


グイッ グイッ


「??? なんのロープだクマ?」

竜神峡鯉のぼり4.jpg


ギッ  ギッ


「びくともしないクマ〜」


思ったよりも固いロープに、ケルくんは
今度は、ありったけの力を込めて引っ張ります。

「ふんぬ"ぅ!!!」


ギッ・・・・・・・ 



バツッ!


バラララララァ!!


「ぎゃぼぉぉぉおお!!!!」

ビィン!

竜神峡鯉のぼり5.jpg

ケルくんが解いたワイヤーロープは、
たくさんの鯉のぼりを吊ったものだったのです。

ワイヤーをしっかり握りしめたまま、手すりの外に投げ出されるケルくん!

「おぼぁぁぁああ」


これには、アイスを買って戻ってきたウメッピも、びっくり仰天!!

「あわわわわ! ケル坊----------!!!」



「なんだ!? 誰かダムの方に落ちて・・・」

「事故か!?」

騒然とする吊橋の上の観光客たち!!

鯉のぼりをはためかせながら、右に左にブラブラと揺れるケルくんの姿に、
あちこちから悲鳴があがります。


「ケル坊!! くそっ・・・ これは、まずいぞ!!!」

辛うじてぶらさがるケルくんを、引き上げてやることもできず
ウロウロ飛ぶことしかできないウメッピ。

あまりのことに、泣き出す子どもたち。
とっさに、子どもたちの目を覆うお母さんたち。


そのとき!!!


「サプライズでお送りした、こどもの日限定 『鯉のぼりバンジーショー』!!
 湖面まで100mのスリル満点なバンジーアクション! お楽しみいただけたでしょうか!!」

「シー姐さん!!!」

竜神峡鯉のぼり6.jpg

「サプライズのイベントだったのかぁ」

「迫真の演技、すごかったわ!」

「本当に落ちそうになったのかと思ったぞ!」

「ちょうどイベントのある日に来られて、得したなあ」

「まーくん、ショーだったんだって! 怖くないわよ!」


有名司会者として海外セレブたちの挙式やパーティーでオファーが殺到し、自らも司会者養成講座を開講しているシーちゃんの機転により、
不注意による転落事故はサプライズショーへと変わり、竜神峡には割れんばかりの拍手が鳴り響いたのでした。


 ◆◆◆


ダムの湖面付近で白目を剥いていたケルくんでしたが、
つかまっていたワイヤーが、するすると引き上げられ始めたのに気付きました。

「よかった、助かっ・・・・・・
 誰クマァァァァアアア!!!???」

鯉のぼりのワイヤーを引き上げてくれた先には、
何やら見知らぬ大きな生き物が!!!

竜神峡鯉のぼり7.jpg

「オマエ ユウキアル! オレ カンドウシタ!!」

「!!??」

ケルくんを軽々と引き上げてくれたのは、1匹の竜のようです。


「あなた、この前のときもいたわよね」

2013年11月15日の紅葉まつり
竜神峡鯉のぼり8.jpg

「オレ コノマエハ ハズカシクテ・・・」

「かつて、この辺りの流域に竜が棲んでいたとの伝説から
 竜神峡と名付けられたと聞いているが・・・ お主がその竜か」

「オレ ウマレタトキカラ ズット ココニイタ」

「ふむ・・・ 竜としては、まだ比較的幼い個体のようだな」

ケルくんの頭の上で、腕組みをするウメッピ。


「えぇっ!!
 こんなに大きくても、まだ子どもなのかクマ??」

ケルくんは、おっかなびっくり見上げていた竜が子どもと知ると、
ポシェットからお菓子袋を取り出して
じゃがりこ(アスパラベーコン味)を差し出してみました。

「今日は、子どもの日だったクマ!」


「コレハ????」

竜神さまは、首を傾げつつ じゃがりこを受け取ると
容器ごとポイッと大きな口の中に放り込みました。


「・・・!!!」


ガリガリと噛み潰した竜神さまの顔が、パアッと輝きました。

「コレ トテモ オイシイ!!」

竜神峡鯉のぼり9.jpg

「オマエ イイヤツ!! トモダチ!!!」

「あばばばばばばば」

「ケ、ケル坊---------------!!??」

竜神峡鯉のぼり10.jpg

新たに竜神さまが仲間に加わった!
ハタラク谷を救うためのケルくんたちの旅は、まだまだ続く!!


 ◆◆◆


竜神大吊橋は、高さが100m、長さは375mあり
歩行者専用の橋としては、本州一の長さを誇る

4月中旬から5月中旬まで行われる
『竜神峡 鯉のぼりまつり』では、約1,000匹もの鯉のぼりによる見事な群泳を見ることができる

期間中は、竜神大吊橋への主要幹線道路にも
ミニ鯉のぼりが出現し、訪れる人を迎えてくれる


鯉のぼりによる壮大な景観だけでなく、
イベント会場では、地元自慢の特産品の販売、昔懐かしい工作体験ができる竜神ちびっこ広場、フォトコンテストなどが開催される

また、こどもの日(5月5日)には
中学生以下の吊橋渡橋料が無料になるので、お得だ

※吊橋は、強風や雷などで通行が制限される場合があるので注意



竜神大吊橋では、その高さを活かして
2014年3月1日よりバンジージャンプの営業を開始している

竜神峡鯉のぼり11.jpg

100mのバンジーは、実は日本一の高さである
竜神峡鯉のぼり12.jpg

バンジージャンプの料金は
1回目14,000円、同日2回目6,000円

5月1日〜5月19日まで、木曜日以外毎日営業
参加希望者は、事前に予約が必要だ
http://www.bungyjapan.com/ja/index.php/booking/sections/C48/


【竜神大吊橋(りゅうじんおおつりばし】

アクセス:茨城県常陸太田市天下野町2133-6
 (車)常磐自動車道「那珂IC」から国道349号を経由し竜神大吊橋方面へ
 (電車・バス)常磐線「水戸駅」より、水郡線「常陸太田駅」下車、茨城交通バス「下高倉行」または「下高倉・大子行」に乗車、竜神大吊橋入り口下車

通常時営業時間:8:30〜17:00
渡橋料金:大人300円、小人200円
定休日:無休
TEL:0294-87-0375
http://ohtsuribashi.ryujinkyo.jp/


※ケルくんたちもハタラク谷で楽しいGWを過ごすため、5/5分は お休みです!!
次回の更新は、5/9です!!

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  • 2014.05.02 Friday
  • 08:00

食マニア

【イタリアンレストラン TRATTORIA Il Bancale】

JUGEMテーマ:グルメ


「なんだかんだ、昼飯の時間帯も少し過ぎちまったな」

「おなかぺこぺこクマ〜」

ぽかぽか陽気の昼下がり、休日の水戸駅前をとことこ歩いていたケルくんは、
サンデーブランチの文字を見つけて立ち止まりました。

「ランチ!?」

「ほう、ここはレストランだったのか」

バンカーレ1.jpg

「いつも横を通ってはいたんだが、入るのは初めてだな」

「緊張するクマ〜」

バンカーレ2.jpg

「ウメさん、すごい! シャンデリアクマ!」

「すげーな!! 高級感が漂っているぜ!!」

バンカーレ3.jpg

「こっちみたいだぞ!」

「あっ! メニューが出ているクマ!」

バンカーレ4.jpg

「ふむ・・・ 週替わりのパスタと肉料理と
 他にもランチが色々選べるようだな」

「早く入るクマ!!」

バンカーレ5.jpg

店内に足を踏み入れると・・・
ホテルらしい上品さを感じさせつつも、気取りすぎることもなく
外の光が入って明るく、居心地のよい空間が広がっていました。

バンカーレ7.jpg

ホテルのレストランといえど、カジュアルな服装でOK
バンカーレ8.jpg

窓際の明るい席が空いているのをみつけたケルくんは、
よいしょとイスによじのぼりました。

早速、店員さん渡してくれたメニューを覗き込む2匹。

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ランチは、豊富なメニューの中からチョイスできる
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季節によって異なるオススメのメニュー
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メインを1品選ぶと、クッキングステーションの料理が食べ放題となる
バンカーレ12.jpg

ワインやビールも各種揃っている
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ケルくんたちが注文を済ませると、
店員さんは小さな1枚のプレートをテーブルに置いていきました。

「これは一体、何クマ?」

「伝票の代わりのようだな!
 会計のときに、これを持参して精算するんだな」

「なんだか、スマートクマ〜」

バンカーレ14.jpg

ランチにはパンもついてくる
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パンを平らげたケルくんたちは、
料理が食べ放題のクッキングステーションに向かいます。

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フレッシュな野菜たち
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焙煎ごま、パプリカと玉ねぎ、ブラックペッパー、バーニャカウダなど
ドレッシングの種類も豊富

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料理は野菜が中心で、ヘルシー志向
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各種ライスも、好きなだけ
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「ケル坊! こっちにスープがあるぞ!」

「2種類もあるクマ!」

体の小さなウメッピのために、ケルくんは蓋をあけると、
熱々のスープをよそってあげました。

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クラムチャウダー
バンカーレ22.jpg

玉子スープ
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「こっちは、デザートがたくさんあるクマ!」

「これも食べ放題なのか!?」

マロンケーキ
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パンプディング
バンカーレ25.jpg

「早く食べて、おかわりするクマ!!」

ケルくんのお皿は、隙間がないほどぎっしり!
新鮮な野菜やフルーツ、ケーキで、色鮮やかです。

バンカーレ26.jpg

さらに、盛りきれなかった別腹のスイーツたち・・・

「パンプディング、うま!!!!」

バンカーレ27.jpg

クッキングステーションを行ったり来たりしている間にも、
料理がなくなると、次々と新しい料理が運ばれてきます。

マロンケーキが売り切れた場所に、
新しくラズベリーケーキが並んだのを見つけたウメッピは、早速飛んでやってきました。

「ん? これは、一体なんだ???」

ケーキの大皿の上に、何か棒状のものが並べられています。


(そうか、これでケーキを食うのだな!!
 くっ・・・ オレとしたことが、ホテルの作法も知らずに・・・・)

バンカーレ28.jpg

席に戻ったウメッピは、長い棒状のそれを箸のように持つと
ラズベリーケーキを食べ始めました。

(む、難しいものだな・・・
 しかし、どこへ行っても礼儀を重んじるのが、侍魂というものだぜ!)


「ウメさん、一体何をしているクマ??」

「ケル坊も、これを使え! 『郷に入っては郷に従え』だ!」

「ごう・・・???」

訳がわからないまま、差し出されたグリッシーニを受け取るケルくん。

悪戦苦闘しながら もくもくとケーキを食べる2匹に、
声をかけるべきか迷う店員さん。


※グリッシーニは、クラッカーのような食感の、
スティック状の細長いパンである

バンカーレ29.jpg

「ウメさん!! こっちでアイスを好きなだけとってもらえるクマ!!」

「なんだと!!!」

アイスクリームは、バニラ、フローズンヨーグルト、ストロベリー、
あずき、マンゴーミルク、メロンの6種

バンカーレ30.jpg

「しかしケル坊、この後 料理が来ることを忘れるなよ!」

ウメッピは、ちょこちょこと少しずつ色んなものを取って
メイン料理への余力を残しているようです。

バンカーレ31.jpg

アイスは、脂肪分が少なめであっさりしたヘルシーなタイプ
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森いちごのハーブティー、巨峰、アップルジンジャー、
はちみつほうじ茶、桜グリーンティーなど、少し珍しいお茶のラインナップ

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ケルくんがアイスを3回ほどおかわりし、その都度 席に戻るのも億劫になって
アイスケースの前に居座り始めた頃、
満を持してメインの料理が運ばれてきました。


「ガーリックのパンチの効いたソースが、濃厚で美味しいクマ!!」

まだ使っていたお箸代わりのグリッシーニが、
ついにふやけて折れるケルくん。

ポークソテー きのこ入りクリーミーガーリックソース
バンカーレ34.jpg

「このパスタは、なんだか変わった形をしているな」

ベーコンとキャベツのトマトソース
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パスタは、少し平たいリングエッティーネ
(リングイネよりも少し細くて薄い)

バンカーレ36.jpg


メインの料理を食べた後も、クッキングステーションを何度か行き来して
すっかり満腹になったケルくんとウメッピ。

テーブルに置かれていた小さなプレートを持ってレジに向かいます。

レジの上には、綺麗にラッピングされたお菓子が
ちょこんと置かれていました。


「美味しそうなお菓子があるクマ!」

「おっ! これは手土産に丁度いい詰め合わせだな」


水戸駅ビル エクセルみなみにも店舗を構える『シュクレ プリュス』は、
実は、テラス ザ ガーデン 水戸のオリジナルスイーツブランドである

バンカーレ37.jpg

店員さんに、駅ビルに入っている店舗には、もっとたくさん置いてあると聞いたケルくんとウメッピは、
立ち寄ったシュクレの店頭で、美味しそうなお菓子を前に、
今度は種類が多すぎて選びきれずに、頭を悩ませることになるのでした。


 ◆◆◆


ブランチとは、レックファースト(朝食)とランチ(昼食)を合成した造語で、朝食と昼食を兼ねた食事のこと
バンカーレ38.jpg

水戸駅のペデストリアンデッキの上から、すぐというアクセスのよさ
バンカーレ39.jpg


水戸駅南口を出てすぐ左にある、
テラス ザ ガーデン 水戸の3Fにあるイタリアンレストラン


テラス ザ ガーデン 水戸では、結婚式が行われるので
ジュエリーショップが入っていたり、ドレス姿の花嫁を見かけることもしばしばであるが、イル・バンカーレは気軽に入ることのできるイタリアンである

お得なランチタイム以外にも、
カフェタイムには、ふわふわパンケーキやもちもちベーグル
ディナータイムには¥3,000〜¥6,000までのコース料理もある


他にも、時期ごとに様々な企画を行っているので
事前にHPをチェックすると◎

例えば、5月3日から始まる『ゴールデンウィークディナーバイキング』では
お一人様¥3,700で、ローストビーフ食べ放題など
約40種類のバイキングが楽しめるようだ


食事した時間の長さに関わらず
ホテルの駐車場2時間無料券がもらえるので、
時間を気にせずゆったり食事を楽しむことが可能

ちなみに、店名の”イル・バンカーレ”は、
イタリア語で”木の椅子”という意味である



【TRATTORIA  Il Bancale (トラットリア イル・バンカーレ)】

アクセス:茨城県水戸市宮町1-7
水戸駅南口直結のホテル テラス ザ ガーデン 水戸3F

営業時間:11:00〜22:00
ランチ 11:00〜14:30、カフェ(アフタヌーン) 14:30〜16:00、
ディナー 18:00〜22:00
(L.o.は平日・日曜が21:00、金・土・祝前日が21:30)

定休日:無休

TEL:029-300-2505
http://www.hotel-terrace.com/restaurant/index.htm



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  • 2014.04.28 Monday
  • 08:00

ゆるくまにあ!

ゆるくまにあ! 《第21話》

JUGEMテーマ:ものがたり


前回のあらすじ》

今回は、交通量調査のお仕事に挑戦するケルくん。
山田さんと道路の両側に分かれ、順調に車をカウントしていたものの、
いつの間にかお菓子袋に一杯入っていたお菓子を食べるうちに、
おなかがふくれて眠ってしまった! そこに忍び寄る怪しい影・・・


ガッシャ ガッシャ!

ガッシャ ガッシャ!


(ムニャ・・・ 一体何の音クマ・・・)


ガッシャ ガッシャ!

ガッシャ ガッシャ!


「うう〜ん??」

春の陽射しを浴びて、おなかいっぱいで気持ちよく寝ていたケルくんは、
断続して聞こえる 何やら耳障りな音で目を覚ましました。

ガッシャ ガッシャ!
交通量?1.jpg

「うわわわわ〜!!! 一体何しているクマァァァアアア!!!」

「ヒャッハー! はちみつブシャー!!!」


目覚めたケルくんが見たのは、まな兵衛がカウンターの上で
ふなっしーならぬ、まなっしーと化して跳びまくっている光景でした。

せっかく数えて、あとは記入するだけだった数値もめちゃくちゃに!!
さらに、ウメッピがケルくんのために用意してくれた、特製の梅干しおにぎりまでムシャムシャ。

「やめるクマ〜!!!」


「やなこった! これでもくらうべ!! 梅干しキャノン!!!

ブホォ! ズガガガガ!
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「ウギャー!!!」

飛散し、ケルくんの顔面に光速でめりこむ梅干しの種!

「ぎゃはははは! その顔!!」

爆発の煙で、真っ黒になって気絶したケルくんを見て、まな兵衛は大爆笑。


「バカ正直に、こっちが用意した菓子をバクバク食べてくれて、
 おかげで手間が省けたべ!! イヒヒヒヒ!!」


道路の反対側では、計測を終えた山田さんが
ケルくんと合流するために、キョロキョロと左右を確認し、こちらに渡ろうとしています。

「これで終わりだべ!!!」

勝利に酔いしれるまな兵衛でしたが、
突然 何か重苦しい空気を感じて辺りを見渡しました。


「うっ・・・ この感じは・・・」

交通量?3.jpg

「あらあなた、ずいぶんと楽しそうね・・・・・・」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ


「ま、まなっしー!!!」

シーちゃんの怒りに震える拳を見るや、慌てて逃げ出すまな兵衛。

交通量?4.jpg

「全く・・・ こんなこともあるだろうと思って、小型カメラを仕込んでおいて正解だったわ!」

ケルくんの側に落ちていた帽子を拾うシーちゃん。
梅干しキャノンの爆風にも耐えたシーちゃんお手製の帽子には、こっそりと超高性能小型カメラが仕掛けてあったのでした。

確かな腕を買われ、CIAの元工作員でもあったシーちゃんにとっては
このくらいは朝飯前なのです。

交通量?5.jpg

「さてと・・・」

シーちゃんは、映像が記録されたカメラとサングラス型のモニターを接続すると、あらゆる球技を得意とする動体視力と自慢の記憶力で
早送りされた映像から、カウンターも使わずに正しい数値を計測し始めました。

何時間分もの映像は、一瞬のうちに終わり、
山田さんがなかなか道路を渡れずにいる間に、記録表には正しい数字が書き込まれてしまいました。

交通量?6.jpg

「うぅ・・・ いたたたたた
 まるで梅干しの種が顔面に食い込んだかのような痛みクマ」

「ハタラクマさん、お疲れさまです!
 計測終了ですよ! 報告に行きましょう!」

「えっ! ・・・ えっ!?」


ようやく道路を横断してきた山田さんの声に、
ケルくんが慌てて記録表を見ると、びっしりと綺麗な字で全て埋められています。

「?????」

交通量?7.jpg

「おっ! いたいた!! おーいケル坊!!」

「ウメさん! 来てくれたのかクマ!!」

「・・・ってなんだその格好はよ!
 熊本のゆるキャラみたいになってんじゃねーか!!」

体の前面だけ真っ黒なケルくんに突っ込みをいれるウメッピ。

ケルくんは、おにぎりを食べられてしまったことを思い出して
風呂敷の置いてあるほうを振り返りました。

「ウメさん、実は、おにぎり・・・
 食べられちゃったんだクマ・・・」

「何があったんだよ!?
 気にすんなよ、握り飯くらい、いつでも作ってやるからよ」


「あれっ!? 何か入っているクマ!!」

空っぽになっていたはずの風呂敷には、いつの間にか
桜の花びらとともに、彩り豊かなお花見弁当が入っていたのでした。

「ははあ、さてはシー姐さんの仕業だな」

「シーちゃんが、ここに来てくれたクマ!?」

交通量?8.jpg

大喜びのケルくんたちは、偕楽園の桜の下でお花見をすることにしました。
梅で有名な偕楽園ですが、実は桜の名所でもあるのです。

今年最後の晴れ姿とばかりに、ハラハラと風に舞う桜の花びら。

「仕事終わりの甘味は、五臓六腑に染み渡るぜ! なあケル坊!!」

「シーちゃんの料理は、世界一クマ〜!!」

交通量?9.jpg

喜んでお弁当を平らげるケルくんを見守って、微笑むシーちゃん。

もうすぐ、桜の時期も終わりです。



またひとつ仕事をこなし、成長したケルくん!
次第に深まる仲間との絆! 次のお仕事は一体何だろうか!


《第22話へつづく!》



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  • 2014.04.25 Friday
  • 08:00

食マニア

【博多らーめん とんこつ家】

JUGEMテーマ:グルメ


梅の花も散った4月・・・
これからたわわに実ってくる梅の実を、美味しい梅干しにする方法を
あちこちでレクチャーして回っているので、最近のウメッピは大忙し。

「今日は高萩の方まで行ったからな・・・ さすがに少し遠かったな」

「もうすっかり真っ暗クマ!!」


「手伝ってくれて助かったぜ! やはり一人では骨が折れてな・・・
 どこかで何か食って帰ろうぜ!!」

街灯の少ない道を、とことこと歩いていたケルくんとウメッピ。
ケルくんと一緒なので、鳥目のウメッピも一安心です。


「このあたりで、遅くまでやってる店は・・・」

「あっ! ラーメン屋さんがあったクマ!!」
とんこつ家1.jpg

「とんこつ家(け)?」

「とんこつ家(や)だろ・・・ 『犬神家の一族』じゃあるまいし」


「多ラーメン!! 麺増量大サービス中なのかクマ!?」

「博多ラーメンの、『博』が めくれて見えないだけだろ
 ・・・ って、聞けよ!!」

大喜びで、多ラーメンの暖簾をくぐるケルくん。

とんこつ家2.jpg

深夜だというのに、お店のカウンター席は満席です。

「ほう、なかなかの人気店のようだな」

とんこつ家3.jpg

カウンター席、テーブル席、座敷の席がある
とんこつ家4.jpg

「やっぱり、お座敷が一番落ち着くクマ!!」

「そうだな!」

とんこつ家5.jpg

「メニューは、どれどれ・・・」

「ウメさん、『まる』と『かく』って、一体何のことクマ?」

「ふむ・・・
 『まる』がスタンダードな豚骨で、『かく』はピリ辛な豚骨ということだな」

とんこつ家6.jpg

お冷はセルフ方式で、お子様用の食器も置いてある
とんこつ家7.jpg

「不思議な壷が置いてあるクマ」

鼻を近づけて、くんくんと匂いをかぐケルくん。

「こいつは、途中で追加して、味の変化を楽しむためのものだろう」

「スパイシーな匂いがするクマ〜」

卓上には、紅生姜や辛子高菜などが置いてある
とんこつ家8.jpg


高い場所に設置されたテレビでバラエティを観ている内に
2匹分のラーメンが出来上がったようです。

「豚骨まるになります!!」

「おっ! オレだ」

豚骨らーめん(まる)
とんこつ家9.jpg

「僕はねぎ豚骨クマ!!」

「ねぎも叉焼も、ボリュームアップだな!」

「さすが多ラーメンクマ〜」

ねぎ豚骨(まる) 叉焼トッピング
とんこつ家10.jpg

「これは、かなり濃厚なスープだな」

「豚骨の旨みが、ぎゅっとつまっているクマ!」

極細ストレートの麺
とんこつ家11.jpg

細麺だからか、豚骨らーめんはするりと2匹のおなかにおさまり
まだ余裕がある様子。

「もう少し入りそうだな・・・ 餃子なんてどうだ?」

「デザートも食べたいクマ!」

「まかせろ!!」

脇目も振らずスープを飲み干しているケルくんの代わりに
何品か見繕って注文を済ませるウメッピ。

とんこつ家12.jpg

「やっぱり、ラーメンといえば餃子だろ!!」

「皮がモチモチしてるクマ〜!」

とんこつ家13.jpg

ジャンクな味わいが魅力の、もつライス
とんこつ家14.jpg

ねぎばっか
とんこつ家15.jpg

麺が見えないほどのねぎ尽くし
とんこつ家16.jpg

ナルトや叉焼、卵など具沢山のチャーハン
とんこつ家17.jpg

「これが博多の味なのかクマ〜」


ザクッ


チャーハンのお皿を持ったまま、よそ見をしていたケルくんは
ウメッピの羽毛にスプーンを突き立てました。


「いてえ!!! 何すんだケル坊!?」


「うわわ〜!! 色が似ていたから、杏仁豆腐だと思っちゃったクマ!!!」

「オレは杏仁ぷりんじゃねえ!!!」
とんこつ家18.jpg

「プ・・・ プリン!!??」

実はプリンが大の苦手のケルくん。
プリンの三文字を耳にした途端、白目を剥いて気絶してしまいました。


「お、おいケル坊・・・! すまねえ!!」

思わず慌てて駆け寄ったものの、危険がないことを確認して
胸を撫で下ろしたウメッピ。


「後で、謝っておくか・・・」

(それにしても、オレを食い物と間違えるとは、けしからん)


ひとり占めに多少の罪悪感を感じつつも、
傷付いたプライドを甘味で癒すべく、美味しそうに杏仁ぷりんを平らげた
ウメッピだったのでした。



 ◆◆◆



茨城で「豚骨」といえば
真っ先に名前が出てくる店のひとつが、この「とんこつ家」である


厳選した豚骨のみを使用し、スープ作りに丸一日以上費やした
豚骨らーめんが看板商品

スタンダードなスープ「まる」
辛味噌味の「かく」など、好みに応じた豚骨らーめんを堪能できる


他にも、魚介と豚骨のWスープで仕上げたつけ麺や
具沢山のちゃんぽんなども人気が高い
(太麺と細麺、好みで選ぶことができる)

ラストオーダーが23:20と
遅くまで営業している貴重なお店である


【博多らーめん とんこつ家 (はかたらーめん とんこつや)】

アクセス:茨城県ひたちなか市高場1229-1
     高場陸橋付近にあるカワチ薬品そば

営業時間:11:30〜23:30(L.o.23:20)
定休日:不定休

TEL:029-202-0455

http://r.gnavi.co.jp/dmmz28kk0000/


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  • 2014.04.21 Monday
  • 08:00

お散歩マニア

【終了間近! 阿見飛行場 〜セスナ機で遊覧飛行〜】

JUGEMテーマ:茨城/イバラキ


「うわ〜! ここはもう、海なのかクマ??」

「これは霞ヶ浦っていう湖だ」

「えぇっ!! 千波湖より、ずっと大きいクマ!!!」

霞ヶ浦.jpg


茨城県を南下して、霞ヶ浦にやってきたケルくんとウメッピ。
ほとんど対岸が見えないほど大きな湖に、ケルくんはびっくり仰天です。

「霞ヶ浦は、全国第二位の湖面積を誇るからな!
 茨城県の面積の約35%を占めているんだぜ!!」

「さすがウメさん、物知りクマ〜」


「ちなみに昔は海だったから、中の水も汽水・・・ おぉ!?」

得意げに豆知識を披露し始めたウメッピの頭上を、
白くて大きな何かが、ブーンと横切っていきました。

「な、なんだ!?」

「何か飛んでいるクマ!」


好奇心旺盛な2匹は、上空を飛んでいく白いものを追いかけて走り始めました。

「待て〜! ふう、ふう・・・」

「このあたりに、降りていったぞ」


「ここは・・・」

阿見飛行場1.jpg

「こんなところに飛行場があったのか」

「なんだかローカルな雰囲気クマ〜」


「おっ! 看板に何か書いてあるぞ」
阿見飛行場2.jpg

「『見学広場』??」

「面白そうクマ!! 行ってみるクマ!!」

「あっちに回るようだな」

阿見飛行場3.jpg

「赤い車があるクマ」

「これはもしや・・・ 消防車なのか?」

阿見飛行場4.jpg

「あった! ここが見学広場だな」

「あれは、さっき飛んでいた飛行機クマ!?」

阿見飛行場5.jpg

2匹が見ている内に、滑走路からは 再び飛行機が飛び立っていきました。

「おおお!!」
阿見飛行場6.jpg

「飛んでるクマ!!!」
阿見飛行場7.jpg

「かっこいいクマ〜!!!」
阿見飛行場8.jpg

「すごいすごい!!!
 僕も、飛行機に乗りたいクマ!! ウメさんみたいに空を飛びたいクマ!!」

「うーん・・・ とりあえず、近くに行ってみるか」

阿見飛行場9.jpg

飛行機の格納庫
阿見飛行場10.jpg

「ケル坊、見ろ!! 飛行機、乗せてもらえるみたいだぞ!!」

「えぇっ! でも・・・」


チャリン・・・


ケルくんのがまぐち財布には、500円玉とその他数名が
申し訳なさそうに鎮座していました。

阿見飛行場11.jpg

諦めたケルくんは、それでも
フェンス越しに見える飛行機の姿に釘付けです。


(ケル坊・・・ オレがいつも勇ましく空を飛ぶのを見て
 ずっと空を飛んでみたかったんだな・・・)

ウメッピは、懐から三徳を取り出すと、中身をそっと確認しました。

阿見飛行場12.jpg

「よし・・・ ケル坊よ! さすがにタダというわけにはいかないが、
 ハタラク谷に生えている、あの・・・ なんとか草、アレで手を打ってやろう」

盆栽が趣味のウメッピにとって、ハタラク谷の不思議な植物たちは
非常に魅力的で、興味をそそられる存在なのです。

「本当かクマ!!」

ケルくんは、谷の森々ハタラク草を何株か持ってくることを約束して
飛行機に乗れることになり、大喜び。


「遊覧飛行受付・・・ こっちで申し込みするのかクマ??」

阿見飛行場13.jpg

事務所を開けて入ると、優しそうなおじさんが迎えてくれました。

胸を張って、カウンターに降り立つウメッピ。

「遊覧飛行をお願いしたいのだが!」


「では、こちらの申し込み用紙にご記入をお願いしますね」

「うむ!」
阿見飛行場14.jpg

「コースはどちらにされます?」

「何! コースを選べるのか!」

「どれにしようかクマ〜」

阿見飛行場15.jpg

「すごい! スカイツリーの周りを飛んでるクマ!!」

「ケル坊よ、値段の方も見ろよな」

阿見飛行場16.jpg

ケルくんがコース表とにらめっこしている間に、ウメッピは事務所の中を見回しました。

「管制区とな・・・ オレたちと違って、人間が空を飛ぶのには
 色々と決まりがあるのだな」

航空交通管制区の地図
阿見飛行場17.jpg

席は2列で前列にパイロット、後列に乗客が乗って飛ぶ小さな飛行機のようです。

阿見飛行場18.jpg

欲張りコースを選んだケルくん。

さあ、いよいよ14分の空の旅の始まりです!!


「うわわ〜! かっこいいクマ〜!!!」
阿見飛行場19.jpg

短い足でよいしょと乗り込むケルくん。
パタパタと飛び込むウメッピ。

阿見飛行場20.jpg

「操縦席、しびれるクマ〜!」
阿見飛行場21.jpg

「シートベルトを閉めてくださいね」

「こ、こんなに簡単なベルト1本でいいのか?」

腰のあたりにあるシートベルトで、体を固定したケルくんとウメッピ。


「じゃあ、行きますよ!」

パイロットのおじさんが乗り込んで、操縦席の機器をいじり始めました。

阿見飛行場22.jpg

ブルン! ブルン!

エンジンがかかり、飛行機が動き出しました。

まずは、滑走路を目指してゆっくりと走っていきます。


「こんな鉄の塊が、本当に空を飛べるのか??」

木造の建屋に納まった小さな消防車を思い出して、不安げなウメッピ。

阿見飛行場23.jpg

ブロロロロロ・・・


滑走路につくと、プロペラが勢いよく回り始めました。

上がっていくスピードに、2匹は思わず手を取り合って
ぎゅっと目をつぶります。


フワッ!


強烈な浮遊感に目を開くと、もう既に地上は遥か下の方。
家々や畑が、ぐんぐんと小さくなっていきます。


「うわああああ! と、飛んだああああ!!!!」

阿見飛行場24.jpg

「ヒィヤァァァア、高い高いクマァアァァァアア!!!!」

高いところに慣れているはずのウメッピも、ぶるぶると震えています。

阿見飛行場25.jpg

「う、うわああ! 地平線が見えるクマ!」

阿見飛行場26.jpg

「今日は風が強いんで、少し揺れますね」

何秒かに1度、ふわっと内臓が浮くような感覚がして
その度に、ウメッピとケルくんはぎゅっと手を繋ぎました。

「くわばらくわばら・・・・」

しかし、数分もすると大分浮遊感にも慣れ、景色を楽しむ余裕が出てきました。

阿見飛行場27.jpg

「あちらに見えるのが、阿見のアウトレットです」

「うおお! 車があんなに小さく見えるぞ!!」

阿見飛行場28.jpg

「ウメさん! なんだかこっちにすごいものが!!」

「な、なんだあ??」

阿見飛行場29.jpg

「あれは、牛久の大仏ですね」

「でけえええええ!!!!」

阿見飛行場30.jpg

「そろそろ、筑波山が見えてきましたよ」

阿見飛行場31.jpg

パイロットのおじさんは、ぐいっと機体を傾けて旋回します。

「うわわわわわ!!」

阿見飛行場32.jpg

眼下には、先ほどの畑や家と違って、街が見えてきました。

「この辺りが土浦になります」

阿見飛行場33.jpg

「あれが、土浦駅ですね」

「電車がオモチャみたいクマ!」

阿見飛行場34.jpg

「なんだか、ミニチュア模型でも見てるかのような、感覚になってきたな」

よく目を凝らすと、オモチャのような街で、車や電車が動いているのが見えます。

「日頃の悩みが、小さく思えるクマ!」

「ケル坊にも、一応悩みがあるのかよ」

阿見飛行場35.jpg

飛行機は、土浦市街の上空を飛んだあと、霞ヶ浦の上までやってきました。

「霞ヶ浦って、本当に広いんだクマ〜」

阿見飛行場36.jpg

湖の上で右に左に旋回して、大きく傾く飛行機。

「キョエェェェェェエエエ!!! もういい、もういいクマァァァ!!!」

大きく傾き、もはや垂直に見える霞ヶ浦の水平線に、
震え上がるケルくんとウメッピ。

阿見飛行場37.jpg

霞ヶ浦を旋回した後、次第に滑走路が見えてきました。
14分の空の旅は、間もなく終了です。

阿見飛行場38.jpg

強い風の中で、真剣な目つきで機体の向きを整え直すパイロットのおじさん。

「着陸って、こうドドドドドーってなるのかクマ!?」

「そういや、テレビで観たことあるぞ・・・」

ジャンボジェット機の胴体着陸を想像して、
これから来るであろう衝撃に備えて、震え上がるケルくんたち。

阿見飛行場39.jpg

わずかに右に左に傾き微調整を繰り返しながらも、
小さな飛行機は、ほとんど衝撃もなく、そっと滑走路に降り立ちました。

ゆっくりと、乗り込んだ位置まで帰ってきた飛行機。

「つきましたよ! お疲れさまでした」

「う、う〜ん・・・」

「なんだか、まだ揺れているような気がするな」

阿見飛行場40.jpg

「さすが、欲張りコース・・・
 14分は、少し欲張りすぎたかクマ〜」

慣れない浮遊感と揺れで、ケルくんたちは少し酔ってしまったようです。

阿見飛行場41.jpg

「でも、すごい眺めだったな」

「パイロットのおじさんは、1日中こうやって空を飛んでいるなんて、
 すごすぎるクマ〜」

グロッキーになりながらも、ベテランパイロットのおじさんを、
改めて尊敬の眼差しで見つめたケルくんとウメッピだったのでした。



 ◆◆◆



阿見飛行場は、霞ヶ浦の湖畔にある、のどかな雰囲気の飛行場で
セスナ機と呼ばれる小型の軽飛行機による
遊覧飛行体験をすることができる


飛行機は3名まで搭乗でき、大人2名以上から受け付けている
予約不要で、当日窓口での受付となり、随時出発する


飛行コースは12コース

◎飛行場周遊コース(6分)
大人1人 2,900円 小人1人 2,000円

◎牛久大仏コース(10分)
大人1人 4,800円 小人1人 3,300円

◎土浦コース(12分)
大人1人 5,800円 小人1人 4,000円

◎欲張りコース(14分)  ←オススメ!!
大人1人 6,700円 小人1人 4,600円

    〜〜〜〜 省略 〜〜〜〜

◎九十九里コース(40分)
大人1人 17,700円 小人1人 12,200円

◎東京スカイツアーコース(40分)
大人1人 17,700円 小人1人 12,200円

◎偕楽園コース(45分)
大人1人 19,900円 小人1人 13,700円

◎東京一周コース(1時間)
大人1人 26,500円 小人1人 18,300円

阿見飛行場は、霞ヶ浦の左端の方にあるが
そこから水戸や東京スカイツリーの方まで飛ぶことができる

普段見ることのできない上空からの眺めは圧巻で
忘れられない思い出になること必至である


穏やかな快晴の日でも、上空の大気の状態によって判断するため
飛行できない場合も多いので、当日または前日に電話して確認すると安心!

HPには、5%OFFの搭乗割引クーポンがあるので
印刷して持参すれば、1枚で3名分まで割引してもらえるのでお得だ



遊覧飛行は平成26年4月27日をもって営業終了となる
天候の都合で飛行できない日もあるので、飛行できる日数はあと僅か!!
体験したい方は、お早めに!!


【東京航空阿見飛行場 (とうきょうこうくう あみひこうじょう)】

アクセス:茨城県稲敷郡阿見町島津3440
      桜土浦ICより車で20分

営業時間:9:00〜17:00
搭乗料金:コース(飛行時間)によって異なる
定休日:無休

TEL:029-887-5714
http://www.tokyo-koku.com/


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  • 2014.04.18 Friday
  • 08:00

食マニア

【やきとり 金太】

JUGEMテーマ:グルメ


この前は、ウメさんの前で鶏肉料理を頼んでしまって、
 悪いことをしたクマ・・・」

しかし、そこはやっぱり鶏肉料理も大好きなケルくん。
ウメッピが来られないお店へ、今日は一人で行ってみることにしました。

それは・・・

金太1.jpg

「やきとりだなんて、ウメさんが聞いたら腰を抜かしてしまうクマ〜」

お店の周囲には、なんとも香ばしい匂いがたちこめています。
ケルくんは、溢れるよだれをぬぐいながら暖簾をくぐりました。


「いらっしゃいませ〜」

店内は、カウンターと座敷の席に分かれていました。

「どっちにしようかクマ〜」

金太2.jpg

カウンターの奥では、気さくなご主人が笑顔で調理しています。

「僕も、カウンターにするクマ!」

ケルくんは、椅子によじのぼって、短い足をプラプラさせながら
メニューに目を通しました。

金太3.jpg

ご主人にオススメを訊いて、やきとりを何本かオーダーしたケルくんは、
焼きあがるまでに、お刺身をつまみます。

鯛の刺身
金太4.jpg

「お待たせしました!」

「えーと、ハツは心臓の部分、レバーが肝臓、砂肝・・・は・・・
 うーん・・・ どれがどれだかわからないけど、美味しければいいクマ!!」

ごろっと大ぶりなやきとり
金太5.jpg

「塩のやきとりも美味しいけど、タレもジューシーで美味しいクマ〜」

安定した人気のねぎま、鶏皮
金太6.jpg


「それにしても・・・
 ここは、やきとり屋さんなのに、色んなメニューがあるんだクマ?」

まじまじとメニューを見てみると、一際異彩を放っているのが・・・


       「メンチカツ!!??」



〜〜 数分後 〜〜



「まさか、やきとり屋さんでメンチカツを食べられるなんて・・・」

ケルくんの前には、揚げたてのこんがりとした
 美しい焼き色のメンチカツが。

常陸牛メンチカツ
金太7.jpg

「どれどれ・・・・」



 サクッ



「!!!!!」




 ◆◆◆




「ケル坊、一体どこにあるんだ?
 その旨い定食屋っていうのは・・・」

「もうちょっとで着くクマ!!」

「なんだって、目隠しする必要があるんだ??」


日差しもポカポカのお昼時、ケルくんは目隠ししたウメッピを頭に乗せて
とことこと歩いていきます。

「いらっしゃいませ〜」


「おっ! 着いたのか??」

ケルくんは、座敷にウメッピを降ろすと、目隠しをとってやりました。

明るくなった視界に目をしぱしぱさせるウメッピ。

「なんだか少し煙たい気がするが、
 なかなか雰囲気のいい定食屋のようだな!」


店の雰囲気が気に入った様子のウメッピは、
ケルくんオススメのメンチカツのセットを頼んでみることにしました。

「おまたせしました!」

「おっ! 来たな!!」

ラーメン・常陸牛メンチセット
金太8.jpg

「こいつは何とも、ジューシーなメンチカツだな!
 さすが茨城の誇る常陸牛だぜ!!」

常陸牛の肉汁が溢れる、隠れた名物
金太9.jpg

「ラーメンまでついて、750円とは・・・!!!」

興奮気味のウメッピに、得意気なケルくん。

ラーメンは、どこか懐かしい昔ながらの醤油味
金太10.jpg


「旨かったぞ! 一体、何ていう店なんだ??」

「あっ」

ケルくんの制止も空しく、お店を振り返ってしまったウメッピ。


「!!??」


「やきとり・・・  う、う〜〜〜ん」 バタリ


「あああ!! ウメさあああん!!!!」


振り返ってしまったために、結局この後 数日間、
丸焼きにされる夢にうなされることになる、ウメッピだったのでした。



 ◆◆◆



昼は定食屋で各種ランチ、夜はやきとりの居酒屋として営業している

ランチメニューは、肉野菜炒め定食、豚バラ生姜焼き定食
もつ煮込み定食、ラーメン、タンメンなど豊富で、
700円〜1,000円程度

やきとり屋ではあるが、
常陸牛のメンチカツは、リピーターも多い人気メニューである




【やきとり 金太 (やきとり きんた)】

アクセス:茨城県日立市弁天町1-16-12
     平和通りとけやき通りが交差する付近にある

営業時間:昼の部 11:00〜14:00、夜の部 17:00〜1:00
定休日:月曜日
TEL:0294-23-4054
http://r.gnavi.co.jp/awh2v0pj0000/


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  • 2014.04.14 Monday
  • 08:00

ゆるくまにあ!

ゆるくまにあ! 《第20話》

JUGEMテーマ:ものがたり


「オレは今日、尺八の講師があって応援に行けねえが、
 しっかりやってくるんだぞ!!」

「わかったクマ!」

「ほらよ、オレ様特製 梅干しの握り飯だ! 持ってけ!!」

「やったクマ〜!!」


ケルくんは、ウメッピからお弁当の包みを受け取ると
車の座席に ちょこんと座りました。

今日は、ケルくんにとって
久しぶりに、お仕事をする日なのです。

交通量8.jpg

「おっ! いっけね!
 ケル坊、シー姐さんが、熱射病にならねえように、
 こいつをかぶっとけってよ!」

「シーちゃんが、これを僕に!?」

ケルくんは、帽子を嬉しそうにかぶると、満足気な表情。


「出発しまーす」 ブルンブルン


「ウメさん、行ってくるクマ〜!!!」

「おう、頑張れよ!!!」


ケルくんの乗った車が見えなくなるまで、
両羽を振って見送ったウメッピでしたが・・・ 少し心配そうです。

「今日は『交通量調査』って言ってたっけか・・・」


(むう・・・・・・ ま、なんとかなるだろ)

楽観的に考えることにしたウメッピは、
背中の尺八を よいしょと背負い直すと、本日の教室へと
パタパタと飛んでいったのでした。


□■□■□■ 交通量調査とは ■□■□■□

道路、歩幅等の調整や
道路修復工事のタイミング、信号の切り替えるタイミングなどの
決定に必要なデータをとるために、交通量を調査するお仕事。

交通量が多く渋滞が発生するようなら大型道路化、
右折レーン敷設、迂回路の新規敷設など、
データをもとに状況の改善をするために行う。

他、コンビニやスーパー等の商業施設の新設を検討する場合に
立地が適しているかどうかの調査に使用されることもある。


方法はアナログかつ単純で、
道路脇や交差点に長時間座ったスタッフの目視により、歩行者や自動車の数をカウント。

カウント方法も、その時々の調査の目的により様々で
車の車種やナンバー、どちらの方向に向かったか、通行人の性別や年齢層など
詳細にカウントする場合もある。


交通量1.jpg

机とイス、イスのみ、車の中からカウントなど、スタイルは様々である
交通量2.jpg

カウントする項目が多種にわたる場合、複数のカウンターを同時に使用する
交通量3.jpg

大体の場合、こういった5連などの連なったカウンターを使用する。
上の突起を押すと、下に数字が反映されていく。


交通量5.jpg

連なったカウンターの、ひとつひとつに項目を振り分け、カウントしていく。
たとえば、車種をカウントする場合はこのように・・・


交通量6.jpg

カウンターに表示された数を、時間帯ごとに集計用紙に記録していく。
12時間や24時間など、長時間の調査になるので、時間帯ごとに何人かで交代する場合もある。


交通量7.jpg

車の中からカウントする場合もあるが、基本的には外で座って行うため
単純な仕事ではあるが、天候や測定場所によっては、厳しいお仕事である。

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■



シーケルから走ることしばらく、ついに観測地点に降り立ったケルくんたち。

早速、スタッフによる説明が始まります。

「えー、本日の調査は・・・
 中央分離帯のある片側二車線道路での、『断面交通量調査』になります。
 山田さんとハタラクマさんは、道の両側に分かれてのカウントをお願いします。」

交通量9.jpg

「じゃあ、僕はあっち側でカウントするクマ!!!」

シーちゃんの帽子効果で、やる気のみなぎるケルくん。
交通量10.jpg

交差点での調査だと、
どの車線からどこへ向かったかをカウントしていく必要があり、かなり複雑になってくるが

今回のケースでは、目の前を通る車だけをカウントしていくことになる。
これを『断面交通量調査』という。

A→Bのカウントは、もう一人のスタッフ山田さんが行うので、
ケルくんは、B→Aへと走ってくる車だけをカウントすればいいのである。

交通量4.jpg


早速、張り切ってカウントを始めたケルくん。

「えーと、ナンバープレートの「水戸」とか「土浦」の横の数字が
 3・5・7だったら乗用車、2がバスで、4・6が小型貨物・・・」

配られた紙を凝視しながら、やや緊張気味で車を待ちます。

交通量11.jpg

「あっ! これは、乗用車クマ!!」

ケルくんは、『乗用車』のカウンターを1回押します。

すると、カチッ、と気持ちのいい音がして
カウンターの数字が1に変わりました。

「わあ、なんだか面白いクマ〜」

交通量12.jpg

カチッ


カチッ


乗用車やバス、二輪車など、たくさんの車が目の前を通過して
ケルくんは、大忙しでカウンターを叩いていきます。

交通量13.jpg

カチッ


カチッ  カチッ


30分もすると、だんだん慣れてきたケルくんは
紙を見なくても、車種がわかるようになってきました。

「僕って、やっぱり天才クマ!?」

交通量14.jpg

慣れてくれば、単純作業です。

緊張の解けたケルくんのおなかが、
決壊したダムのようにグーグーと鳴り始めました。

「お昼にはまだ早いけど、お菓子くらいなら・・・・」


ケルくんが、ポシェットのお菓子袋を開けると・・・・


「こ、これは!?」

交通量15.jpg

ほとんど残っていなかったはずのお菓子袋は、パンパンに膨らみ
中にはお菓子がどっさり!!

「うわあ、日頃の行いがいいと、
 ハッピーなことがあるもんだクマ!!!」

特に疑問を覚えずに、ケルくんは
カウンターを片手に、お菓子をパクパクと食べ始めました。


〜〜〜 数分後 〜〜〜


「乗用車が1台、バスが1台・・・・ ムニャムニャ・・・」


たくさんのお菓子で、すっかりおなかが膨れたケルくん。
うららかな春の日差しの心地よさに、ついつい・・・

交通量16.jpg


とうとう眠ってしまったケルくん!!!
そこに忍び寄る、謎の影は一体・・・!?


《第21話へつづく!》


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  • 2014.04.11 Friday
  • 08:00

食マニア

【くいものや 花水木 常陸店】

JUGEMテーマ:グルメ


今日の茨城県は、すっかり寒さも緩んでポカポカ陽気です。

連れ立って、ご機嫌で出かけたケルくんとウメッピ。

そろそろ根が活動し始める時期なので、植え替えや挿し木、
接ぎ木や葉すかしなどをするために、盆栽の達人であるウメッピは、
日立に住む盆栽友達の所で指導を行うことになっていたのです。

「ケル坊、葉すかしってのはな・・・
 葉の枚数を減らすことによって、芽の力を調整することなんだぜ!」

道々、春の作業について熱く語るウメッピ。
難しすぎる話の内容に、思わず食欲が増進してしまうケルくん。


「うぅ・・・」

しかしハイペースでお菓子を食べすぎたケルくんは、
日立駅から1キロも歩かない内に、座り込んでしまいました。

ポシェットのお菓子袋では、美味しかったキャラメルコーン(黒糖味)の空の袋が、ガサガサと寂しげな音を立てているだけです。

「もう、おなかペコペコで歩けないクマ〜」


「しょうがねえな・・・ 待ってろケル坊!
 この辺りで、何か食い物屋を・・・」

花水木1.jpg

「・・・あったな」

「あったクマ」


顔を見合わせた2匹は、くいものや以外何者でもないそのお店に
入ってみることにしました。


「こっちクマ!」

「なんだか普通の家みたいだな」

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「よし、入るぞ!」

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「いらっしゃいませ〜」

店内は、こじんまりとしてどこかアットホームな雰囲気。

「落ち着く雰囲気の店だな・・・ ここにしようぜ!」
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「これがランチのメニューだな!」

「和食、洋食、いろんなジャンルの料理があって、迷っちゃうクマ!!」

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「よし、じゃあオレはガツンと『牛ステーキ丼』にするぞ!
 厠に行ってくるから、頼んでおいてくれ!」

「わかったクマ!!」



洗面台で羽先を綺麗に洗い、頭の花飾りを丁寧に結び直したウメッピが
席に戻ると、ちょうど、アツアツの料理が運ばれてくるところでした。

「ウメさん、ちょうどよかったクマ!」

「お待たせいたしました〜」


ケルくんの前には、チーズカツレツが。
ごはんとお味噌汁も、ホカホカと美味しそうに湯気をたてています。

「おぉ、ケル坊はチーズカツにしたのか! 旨そうだな!!」

「とろけたチーズに、たっぷりトマトソースがベストマッチクマ〜!!」

豚ロースチーズカツレツ
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ウメッピのステーキ丼には、ごはんを覆う絶妙な焼き加減のステーキに
香ばしいソースと半熟の卵が乗せられています。

早速卵の黄身を崩して絡め、小さな口に運ぶと、
至福の表情を浮かべるウメッピ。

「こいつはたまらん!!!」

牛ステーキ丼
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しかし・・・

「お待たせいたしました〜!
 ハンバーグと、豚の角煮でございます」

(えっ!?)

「美味しそうクマ〜!!!」


(ケル坊め、オレが厠に行っている隙に、
 ここぞとばかりに頼みやがって・・・)

嬉しそうにハンバーグと角煮を口に放り込み始めるケルくんに、
思わずため息をつくウメッピ。

ハンバーグトマトソース
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豚の角煮
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角煮のお皿を持ち上げて、煮汁の最後の一滴を飲み干したケルくんを見ると、
近付いてきた店員に、ウメッピはお会計を頼もうと振り返りました。

「そろそろ・・・」

「お待たせしました〜!
 若鶏のマスタードソースです」


(何! わかどり・・・ だと・・・・!!!!)

ケルくんとウメッピの目の前に、置かれたお皿の上には、
香ばしく美味しそうな匂いを放ち、食べやすく丁寧に切り分けられたジューシーな・・・・

若鶏のマスタードソース
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「う〜〜〜〜〜ん」 バタリ

「あぁっ!!! ウメさああああん!!!!」


空腹のあまり、ついつい忘れて鶏肉を頼んでしまったケルくんは、
目を覚まして拗ねるウメッピに、ひたすら平謝りすることになるのでした。



 ◆◆◆



粕漬けなど、魚のメニューも豊富
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夜は3,000円程度のコースもあるので、親しい人との飲み会にも
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新鮮な魚介類も楽しめる
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揚げ出し豆腐
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人気のさつま揚げ
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大人気のランチは1,000円以下から、
夜はアラカルトの一品料理や、お酒も楽しめる


那須塩原と、ここ日立にお店を構えており
和洋問わないオリジナル料理が人気の創作料理店

こじんまりとしたお店で
ランチのときはすぐ満席になってしまうので
早めの来店が◎




【くいものや 花水木 常陸店】

アクセス:茨城県日立市鹿島町2-2-4
      日立駅から1kmほど
      国道6号と交差する付近の245号から少し入ったところ

営業時間:11:30〜14:00、17:00〜22:00
定休日:日曜日
TEL:0294-21-4372



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  • 2014.04.07 Monday
  • 08:00

お散歩マニア

【日立シビックセンター 科学館】

JUGEMテーマ:茨城/イバラキ


前回のあらすじ》

日立市にある謎の球体の建物を探索するうちに、
ロケットエレベーターに乗って、宇宙の旅へと出発したケルくんとウメッピ。
ぐんぐん上がる高度計! そして、たどり着いたのは・・・


ゴゴン・・・


「おっ! まずは8階のようだな」

暗かったエレベーター内から一転、明るくなった視界に
目をしぱしぱさせるウメッピ。

「ここは、どうやら科学館の方クマ!」

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「ほう・・・ 珍妙なからくりが、たくさん置いてあるな!」

「まず、どこから見てまわろうかクマ〜」

入口で出迎えてくれる「歓迎の大樹」は
手を叩いた音の大きさに反応して、葉のLEDが点灯する

科学館2.jpg

「これは、一体何かクマ?」

「あそこで何か、操作しているようだぞ!」

「宇宙船ドッキングゲーム」は、手元のボタンで宇宙船を操作して、
時間内に穴の部分(宇宙ステーション)にロケットを入れられれば成功!

科学館3.jpg

「面白そうだな! オレたちも何か体験してみようぜ!!」

「あっ! あそこ、人がたくさんいるクマ!」

科学館4.jpg

「どりーむらいど・・・ 何だ? 乗り物か??」

「僕たちも乗るクマ!!」

「こっちに並ぶみたいだぞ」

科学館5.jpg

「うっ!!!」

「ウメさん、一体どうしたクマ!!」

「こいつは、身長制限のある乗り物だ・・・・
 オレたちでは、乗ることはできねえ・・・・」

「えっ・・・ そんな・・・・・・・・・」

入口の看板に大きく書かれた『身長110cm』の文字に、
ガックリと肩を落としたケルくん。


(ケル坊・・・ 余程乗りたかったんだな・・・)

とぼとぼと出口に向かって歩いていくケルくんの背中を見つめて
拳を握り、決意を固めるウメッピ。

(くっ・・・ オレたち侍には・・・
 何としても、守らねばならん一分があるんじゃねえのか!?)


「待て!! オレに任せろ!!!」



〜〜〜 数分後 〜〜〜



ゴソ・・・ ゴソ・・・


「ま、前が見えないクマ〜」

「しっ! そこをまっすぐ進め!!」

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「本当にこれで、乗り物に乗れるのかクマ〜?」

「オレの完璧な仮装は、誰にも見破られたりはしないから、安心しろ!!」

狭い布の中でパタパタ羽ばたくウメッピの高度によって、
謎の乗客の身長は、伸びたり縮んだり・・・

※よい子のみんなは、真似しないようにね!
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「ケル坊、もうすぐだぞ!!」

「酸素が薄いクマ〜」


「乗車料、100円になりま・・・ す・・・!?」

係員のお兄さんは、一瞬訝しげな顔をしましたが、
すぐに笑顔でライドに案内してくれました。


「やったな! 乗ってしまえば、こっちのもんだぜ!!」

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「なるほど、座席に座って画面を眺めるというものか」

「わわっ 動き出したクマ!!!」

「ドリームライド ブル」は、不思議の国のアリスの奇妙な世界観で
画面を見ながら揺れる座席に乗る体感型CGマシン

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『うさぎさん、待ってよ〜!!!』


「うおっ! おっ! 落ちる!!」

「食べられちゃうクマ〜!!!」

ゆさゆさと大きく揺れるライドと、迫力の大画面に
ケルくんたちは、わあわあと大騒ぎです。

激しく荒く上下左右に揺られ続けるので、
乗り物酔いしやすい人には厳しい乗り物のようだ

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「ありがとうございまし・・・・ た・・・!?」

分裂して出てきた2匹に、再び訝しげな顔をするお兄さん。


「うおぉぉぉ・・・ 酔った・・・」

「面白かったけど、激しい乗り物だったクマ・・・・・・」


〜〜〜 数分後 〜〜〜


少し休んで元気になったケルくんたちは、再び館内を散策し始めました。


「あっ! これは、面白そうだけど・・・・」

「上の方が届かねえなあ・・・・」

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まわりのコースに触れないよう、時間内にゴールを目指す「イライラ棒」
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「む? これは何だ?」


ピッ


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ウメッピがボタンを押すと、目の前に置いてあったロボットが突然
キレのある動きで、何かを始めました。

「すごい! マジックを持って、絵を描いているクマ!」

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「上手いもんだな!!」

ロボットは、あっという間に絵を描きあげると・・・

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イラストの描かれた紙を、そっと摘み
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受け取り口へ・・・
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「すげええええ!!!」

「器用すぎるクマ〜!!」

ロボット画伯「アートン」は、選んだイラストを、選んだ色で描いてくれる
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「これは、何だ??」

「輪っかに、届かないクマ〜」

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「何をするのかわからんが、楽しい気分になってきたぞ!」

「ウメさん、ずるいクマ〜!!」

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「この青い水は何クマ? 回転して、他の容器に水が移っていくクマ!」

「一番長い長辺の二乗が、他の二辺の二乗の和に等しいことの証明を
目で見て理解できる実験らしいぞ」

「ウメさんには、わかるクマ!?」

「ま、まあな・・・・・・・・」

「ピタゴラスの定理」
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「今度は何だ? 絵を見ながら頭を左右に動かす・・・ だと?」

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「普通の、家の絵にしか見えないクマ」

「そうだな」

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「む?」

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「おっ!?」

「絵が、角度によって変わっているクマ!!」

「どういうことだ!?」

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「よく近寄って、見てみ・・・・ !?」

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「なーんだ、こんな風に凸凹になっている絵だったのかクマ〜」

「目の錯覚を、まんまと利用されたな!!」

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「ひええええええ!!!目玉お化け!!!!」

「・・・・・・!!!!」

奥に行くほど人が大きくなっていくように見える「マニエリスムの回廊」
科学館28.jpg

「なるほど、面白いな・・・
 この辺りは目の錯覚についての展示がされているようだな!」

角度を変えてもずっと見つめているように見え、さらに
凹のお面なのに、凸のように見えてくる「首振りお面」

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歩き疲れたケルくんたちは、藤のベンチで一休み。

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好奇心旺盛なウメッピは、ベンチの横にあるボタンに気付いて
ちょこんと乗ってみました。

「それっ!」

科学館31.jpg


ゴーッ


熱せられた気球が、暖かい空気を貯めて上空へと浮き上がっていきます。

科学館32.jpg

どんどんあがる気球は、天井付近まで浮き上がると、
静かに降りてきました。

「これは、面白い!」

何度もボタンを押しては気球を見上げ、大喜びのウメッピ。

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「こっちは電車の模型クマ!」

モニターには、電車から見た風景が映し出されています。

科学館34.jpg

「あ、い、う、え、お? これは一体何をするクマ?」

科学館35.jpg

「どれどれ・・・」


『あ"ー』


『う"----』


「す、すごいクマ! ちゃんと、声がするクマ!!」


模型をセットしてふいごで空気を送ると、声が聞こえる「声道模型」
科学館36.jpg


8階の展示を楽しんだケルくんたちは、館内中央の階段(エレベーター)で
さらに上に行けることを知り、登ってから一休みです。

「この階には、一体何があるのかクマ?」

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「無響回廊だとよ」

「かっこいい名前クマ!!」


入ってすぐの鏡張りの間を抜けると・・・・

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ゴツッ


ドンッ    ガッ


「ウアアアアアア!!! オレは鳥目なんだァァァアアアア!!!」


「出口!! 出口どこクマァァアアアアア!!!!」


バンッ!!


無響回廊の中は、真っ暗で音も光もない空間なので
手探りで出口を探しながら進む

科学館39.jpg

館内には、科学に親しむために、目で見てわかりやすい展示がたくさん
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館内の壁には、地元の日立第一高等学校の生徒たちの研究が展示されている
科学館41.jpg

「サイエンススタジオ」では、
面白くてためになる化学実験ショーを毎日開催している

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「科学館、楽しかったな」

「次は、天球劇場クマ!!!」

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科学の不思議を存分に体感したケルくんとウメッピは、
いよいよ、謎の球体の中へ・・・!!


(つづく!)



 ◆◆◆



触って見て、楽しく体験しながら科学を学ぶことができる
日立シビックセンターの目玉施設のひとつ


科学館の入口は、地下1階のチケットセンターから
ロケットエレベーターに乗って8階で降りたところにある

化学実験のショーを毎日開催している他、
土日祝日には、プラバンキーホルダーや不思議な笛や顕微鏡など、様々な工作を行うことができる
(工作料金が別途必要になるので注意!)



【日立シビックセンター 科学館 (ひたちしびっくせんたー かがくかん)】

アクセス:茨城県日立市幸町1-21-1
      日立駅から徒歩3分

営業時間:科学館10:00〜18:00(入館は17:00まで)

料金:科学館 大人¥510 小人¥310
※科学館+天球劇場のセット券 大人¥800 小人¥400

定休日:毎月最終月曜日(祝日等の場合は開館)
     年末年始など

TEL:0294-24-7731
http://www.civic.jp/science/index.html


 

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  • 2014.04.04 Friday
  • 08:00